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活動レポート&ニュース:2008年6月

新しい副市長が登用されました!

2008年6月27日

皆さんおはようございます。
昨日6月26日をもって、6月定例会が終わりました。

今回の注目は、女性副議長の登用についての議会の対応でした。

議会棟の中では、マスコミの皆さんの姿を多く見かけ、会派への質問もほぼ「女性副市長の登用」一本でした。

私の属する会派「爽志会」でもこの問題については、どう対処するべきかについて、市当局の担当と勉強会を開き、疑問点について説明を求めた後、何度も話し合いをし、賛成することにしました。

私も登用に賛成しました。その理由は次のとおりです。

まず、女性副市長の登用については、秋葉市長の初当選以来の公約で、過去3回議会で否決された経緯がありますが、私にとっては今回が初めてで、当時の状況は新聞等の記事でしか読んだことがありません。何の先入観も持たず、この副市長を登用することで、本当に広島市のためになるかどうかを判断基準としたいと思いました。

その前提で、
① 副市長の選任にあたっては、女性とか男性とかは関係ない。本当に能力があり、広島市のためになる人であれば、同意するべきだ。

② 現代の情報化社会の中、情報部門を統括するCIO(最高情報責任者)は必要と考える。

③ CIO副市長を配置した場合の経費的な効果としては、広島市全体のIT関連予算の約10%相当の約6憶3千万円の削減が期待でき、副市長登用の経費約2,900万円との差引きで年額約6億100万円の経費節減ができるとのことだから、その効果を期待したい。

④ 新しい副市長はクロスセクション(庁内の横断的な組織)を担当することとなるが、縦割り行政をより風通しのよい組織とするためには、内部の論理だけでなく、外部の視点も必要であり、外部の専門的な知識を持った人が、権限をもった責任者となることは将来的に、はかりしれない効果が期待できると思う。 

⑤ 上記の条件に適合する候補者を探したら、豊田麻子副市長が適任であったとのこと。女性だということを理由に反対すべきではない。  以上です。

マスコミの論調は、「広島市としては、初めての女性副市長が登用された」が多数ですが、豊田麻子副市長には女性とか男性とかにこだわらず、持てる能力を十分に発揮して、広島市のためにご尽力をいただきたいと期待しています。


本会議開催中です!

2008年6月24日

皆さんこんにちは! 
 5月16日から5月26日まで6月定例会議(本会議)が開かれています。
昨日で一般質問が終わり、今日と明日の2日間の常任委員会で審議の後、5月26日の採決をもって、閉会となります。

 先日、近所の方から、「一般質問ってどんなことをするの?」という質問をいただいたので、概略を書いてみます。
 
広島市議会の場合、一般質問は1人30分以内で原稿を読み上げ、それに対する答弁を30分で行います。合計1時間が、各会派に割り当てられる時間です。
(会派の人数によって、質問者の人数も按分されます。)
 
準備期間は人によって異なりますが、私の場合は大体1ヶ月ぐらい前から準備を始めます。

 まず、皆さんからいただいたご意見や、自分が普段から疑問に思っていること、そして議会に提出される議案の内容を基に質問項目を絞り込み、その項目についての現状や課題を調査することからはじめます。

広島市の実態や方針については、市当局の担当課長に説明をしてもらい、その内容について、他都市の実態や地元の皆さんからのご意見を参考にしながら、疑問点をひとつずつ調査していきます。

調査方法は、インターネットや関係図書から資料を集めたり、専門家や地元の皆さんのご意見を聞いたり、研修会や視察に行ったりとあらゆる方法で行います。

 そして、最後まで納得できなかった点や、広島市に対する意見・要望をA4の用紙で11枚から15枚にまとめ、発表原稿として作成します。

実は、この原稿作成の作業が一番疲れます。何度も内容や表現を見直し、前回は発表当日の朝まで手直しをしました。

 「議員になるまで、こんなに小論文を書かなくちゃいけないとは、思ってもみなかった。」、「もっと国語の勉強をしっかりしておけばよかった。」というのが素直な感想です。

質問を終えると、ほっとして心も体も軽くなったように感じます。

 今年も9月には会派を代表して、一般質問を行う予定です。
ぜひとも暖かいご声援をよろしくお願いします。

アメリカ視察に行ってきました。

2008年6月18日

皆さんこんにちは。5月26日から5月31日まで、ワシントン市とニューヨーク市に会派の先輩と同期の議員4名で海外視察に行ってきました。
 
 さて、視察の感想を一言でいうと、「やっぱり、日本とアメリカは違う!!」ということです。
「当り前のことを言うな!」とお叱りをいただきそうですが、その当たり前のことが非常に大事なことに思えたのです。

 たとえば、ワシントン市のジョージタウンでは、建物の新築を禁止していて、住民は100年以上も前の住宅を改修して住むことがステータスになっています。(1軒が最低でも2億円はするそうです。)
 また、その街並みを守るために、市が路上駐車を奨励しているというのです。

 他の国には同じようなことがあるかも知れませんが、少なくとも最近の日本には、京都の町並みを残すために、一つの区をまるごと新築禁止にするような大胆な発想はないと思います。

 議会や議員のあり方についても、同じようなことが言えます。発想や価値観、基底文化が違うのです。

 最近、議会の運営方法や社会システムの一部を導入してはどうかという意見を耳にすることがあります。

 私は、その価値観や基底文化の違うアメリカから、制度の一部だけを日本に取り入れようとするのは、無理があると思いました。
 もしも、外国の制度を取り入れようとするなら、その根底に流れる価値観や文化と日本の文化や価値観の双方を十分に考慮しなければならないのではないでしょうか。

 日本には日本の良さがあり、アメリカにはアメリカの良さがある。
日本とアメリカは違うということをまず認めることが大事だと肌で感じた視察でした。


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(ジョージタウンの町並みと路上駐車)

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(ニューヨーク市議会議員の活動などについて勉強中!)


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2008/06

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