9月定例会儀で一般質問をしました!
2008年9月25日
9月12日から本年度第3回の定例会が始まっています。
私は9月19日に会派を代表して次の3項目について一般質問をさせていただきました。(前にも書きましたが、終わって身も心も軽くなりました!)
① 子供の権利に関する条例について
② 道徳教育について
③ 段原再開発に伴う周辺道路の整備について
まず、子供の権利に関する条例につきましては、昨年9月の定例会と、本年3月の予算委員会で、市民の皆様の間でも、この条例に対する賛否が分かれていること。そして、この条例制定自体の認知度が極めて低いことを指摘した上で、「子供の教育や成長に関わる問題は、大人の価値観が分かれている中で、問題が残ったまま拙速な結論を出すべきではない」と重ねて、慎重な議論をお願いし、条例素案が出るまで具体的な議論は控えることとしていました。
今年の8月に、『広島市子どもの権利に関する条例(仮称)の骨子(試案)』が示されましたので、現時点での疑問点につきまして、質問をしたものです。
次に、道徳教育につきましては、海外視察の際、デンマークでは子供たち一人一人が大変尊重されていることと、モラルの高さを痛感しました。
それは、長年にわたる教育の成果であり、まず相手の権利を認めることから始まるとともに、社会の根底にキリスト教の隣人愛の精神を基にした規範意識があります。
翻って、日本はどうでしょうか?
最近の社会保険庁の年金改ざん問題、食品偽装問題、事故米問題、モンスターペアレンツ問題等々、著しい社会のモラル低下が指摘されています。
また、自己中心的な考え方が増え、一方的に自分勝手な権利を主張するなど、相手を尊重するよりもまず自己主張をする傾向が増えています。
私は、日本においても、個人の権利を尊重するためには、その前提として共通の価値観によるお互いの信頼が根底に必要であり、そのためには、規範意識の高揚等、道徳教育の充実が不可欠であると考えていますので、教育委員会の道徳教育についての認識と今後の取り組みについて質問したものです。
最後に、段原再開発に伴う周辺道路の整備につきましては、これらの道路が毎日通勤・通学等に使用され、地域の皆様の生活にはなくてはならない生命線のような役割を果たしていますので、一日も早い完成を要望させていただきました。
詳細につきましては、広島市議会のホームページに会議の録画がありますので、ご覧いただければありがたく思います。